異彩(読み)いさい

精選版 日本国語大辞典 「異彩」の意味・読み・例文・類語

い‐さい【異彩】

〘名〙 (形動) 普通と異なった色彩。きわだった色。また、周囲と異なったおもむき。
※本朝無題詩(1162‐64頃)二・賦瞿麦〈藤原敦基〉「落英薄暮愛難飽。異彩崇朝惜不遑」
※門(1910)〈夏目漱石〉一六「彼は平凡な宗助の言葉のなかから、一種異彩(イサイ)のある過去を覗く様な素振を見せた」 〔後漢書‐文苑伝・杜篤〕

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デジタル大辞泉 「異彩」の意味・読み・例文・類語

い‐さい【異彩】

普通とは違ったいろどり。
きわだってすぐれたようす。
「一種―のある過去を覗く様な素振を見せた」〈漱石
[類語]異色貴重珍重得難い珍しい貴い稀有高貴大切重要珍貴珍稀大事だいじ肝要肝心緊要枢要かなめきも肝心要有意義意義深い千金耳寄り掛け替えのない固有独特特有独自個性的独創的一種オリジナルオリジナリティーユニーク

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