疾に(読み)とうに

精選版 日本国語大辞典 「疾に」の意味・読み・例文・類語

とう【疾】 に

  1. とく(疾)に
    1. [初出の実例]「その在所者の光とやら、遠ふに噂も聞ました」(出典:歌舞伎・お染久松色読販(1813)序幕)

とっく【疾】 に

  1. すでに。以前に。つとに。とうに。とくに。
    1. [初出の実例]「はやとっくにととのえて如此してあるほどに」(出典:玉塵抄(1563)六)

とく【疾】 に

  1. すでに。以前に。つとに。とうに。とっくに。
    1. [初出の実例]「此の春は人もすさめぬ山桜心惜しくやとくに散りぬる」(出典:類従本基俊集(1142頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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