疾に(読み)とうに

精選版 日本国語大辞典 「疾に」の意味・読み・例文・類語

とう【疾】 に

歌舞伎お染久松色読販(1813)序幕「その在所者の光とやら、遠ふに噂も聞ました」

とっく【疾】 に

すでに。以前に。つとに。とうに。とくに。
※玉塵抄(1563)六「はやとっくにととのえて如此してあるほどに」

とく【疾】 に

すでに。以前に。つとに。とうに。とっくに。
※類従本基俊集(1142頃)「此の春は人もすさめぬ山桜心惜しくやとくに散りぬる」

とく‐に【疾に】

〘副〙 ⇒とく(疾)に

とっく‐に【疾に】

とう‐に【疾に】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android