癇声(読み)カンゴエ

デジタル大辞泉 「癇声」の意味・読み・例文・類語

かん‐ごえ〔‐ごゑ〕【×癇声】

癇癪かんしゃくを起こしたときの高い声。「癇声でしかりつける」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「癇声」の意味・読み・例文・類語

かん‐ごえ‥ごゑ【癇声】

  1. 〘 名詞 〙 癇癪(かんしゃく)を起こして出す高い声。癇癪声
    1. [初出の実例]「藤尾の癇声(カンゴヱ)は鈍い水を敲いて、鋭く二人の耳に跳ね返って来た」(出典虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android