普及版 字通 「癢」の読み・字形・画数・意味
癢
20画
[字訓] かゆい
[字形] 形声
声符は養(よう)。むずがゆい状態をいう。〔礼記、内則〕に「衣の燠(ゐくかん)と、疾痛苛癢とを問ひて、(つつし)みて之れを抑(よくさう)す」とあり、父母舅姑につかえる礼であった。字は痒(よう)と通用するが、痒は瘍(よう)(できもの)を本義とする字である。
[訓義]
1. かゆい、むずがゆい。
2. 痒と通用する。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕癢 カユシ/痒 カユシ・ヤミヌ
[熟語]
癢苛▶・癢技▶・癢心▶・癢痛▶・癢癢▶
[下接語]
伎癢・痛癢・癢
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報