癲疾(読み)てんしつ

精選版 日本国語大辞典 「癲疾」の意味・読み・例文・類語

てん‐しつ【癲疾】

〘名〙 =てんかん(癲癇)〔病論俗解集(1639)〕 〔黄帝内教素問‐奇病論〕

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普及版 字通 「癲疾」の読み・字形・画数・意味

【癲疾】てんしつ

狂気

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世界大百科事典(旧版)内の癲疾の言及

【精神病】より

…ただし,一般の身体病とおなじく,精神病に一定の原因,症状,経過,病理所見といった疾患の要件を適用すると,それを満たすものは少なく,進行麻痺などを除けば,精神病の大半は単位的疾患ではなく症状群にすぎなくなる。 東洋の医学でも精神病の記述は古くからあり,とりわけ古代中国では,紀元前にすでに,今日の癲癇にあたる〈癲疾〉,精神病に属する各種の〈狂〉がかなり厳密に定義され,のちにはヒステリーに相当する〈婦人臓躁〉なども記載されて,西欧に劣らぬ高度の水準を保っていたと想像される。それが日本に伝えられたのは6~7世紀のころで,701年(大宝1)に成立した大宝令の戸令には〈癲狂〉の語が見え,養老令の注釈書《令義解》にも〈癲というは,発する時,地に仆れ,涎沫を吐き,覚ゆる所なきなり。…

※「癲疾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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