登科記(読み)とうかき(その他表記)dēng kē jì

改訂新版 世界大百科事典 「登科記」の意味・わかりやすい解説

登科記 (とうかき)
dēng kē jì

中国科挙とくに進士科試験に合格した者を年次ごとに編纂した記録。唐初から始まったらしく,宋の韓思撰《五代登科記》等も残されているが,最も代表的なのは清の徐松撰《登科記考》30巻であって,唐朝とそれにつづく五代の諸王朝で実施された科挙についてのあらゆる文献,つまり各年度ごとの合格者の人数姓名,試験問題と合格者の答案などを可能なかぎり網羅している。
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