コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

記録 きろく

6件 の用語解説(記録の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

記録
きろく

すべて物事を,のちに伝えるために文字により,もしくは音声,映像その他の手段により記録すること,また記録したもの。特殊な用例としては,日本歴史の専門語として,古文書に対置される古記録,略して記録と呼ぶものがあり,また,スポーツの専門語として,さまざまの競技の公式記録の最高位の成績を記録と呼び,これを破ることが常に努力の目標となっている。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

き‐ろく【記録】

[名](スル)
将来のために物事を書きしるしておくこと。また、その書いたもの。現在では、文字に限らず、映像や音声、それらのデジタルデータも含んでいう。「記録に残す」「実験の記録」「議事を記録する」
競技などで、数値として表された成績や結果。また、その最高数値。レコード。「記録を更新する」
歴史学・古文書学で、史料としての日記や書類。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

きろく【記録】

日本の文献史料の一分野を指す用語。著作物である典籍や,おのれの意思・用件などを相手に伝える目的で書かれたものを文書(もんじよ)とよぶのに対し,原則として自己(近親者あるいは所属の機関なども含む)の備忘のため書きとめたものを記録といい,主として日記類がこれに該当する。この意味の〈記録〉の語の用例は,すでに8世紀の養老職員令の内記の職掌について,〈御所記録〉のことをつかさどるべしと見え,のちの内記日記につながるものと思われるが,諸家の日記を指して〈記録〉と明記した例には,《花園院宸記》の記事がある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

きろく【記録】

( 名 ) スル
のちのちまで残すために物事を書きしるすこと。また、その書きしるしたもの。 「名前を-する」 「 -に残す」 「 -を調べる」
スポーツ競技などの成績や結果。特に、その最もすぐれたもの。レコード。 「世界-」 「 -を破る」
古文書こもんじよ学で、古文書と区別して、特に公私の日記類をいう称。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

記録
きろく

広い意味では、物事を書き記したものはすべて記録といえるが、とくに日本史の文献史料に限定すれば、不特定多数の読者をあらかじめ想定している著作物・編纂物(へんさんぶつ)や、相手に意志を伝達するために書く文書(もんじょ)に対して、個人もしくは特定の機関が備忘のために書くものを記録と称する。その中心となるのは、日々のできごとを毎日記してゆく日記、すなわち日次記(ひなみき)であるが、特別な行事の際に、日次記のほかに行事の次第を別に詳しく記録した別記、さらには日次記・別記をもとに、その記載内容を事項別に分類・編集した部類記も記録のなかに含まれる。すなわち記録とは、狭い意味では日記と同義に用いられる語である。日記は、公的な日記と私日記に大別できる。公的な日記としては、『養老令(ようろうりょう)』の職員(しきいん)令に、中務(なかつかさ)省の内記が「御所記録」をつかさどると規定されているのをはじめ、太政官(だいじょうかん)の外記(げき)が記録する外記日記、当番の蔵人(くろうど)が職掌として書きとどめる殿上(てんじょう)日記などが古くより知られるが、そのほか江戸時代に至るまで、『御湯殿上(おゆどののうえ)日記』『禁裏番衆所(きんりばんしゅうじょ)日記』『禁裏執次詰所(きんりとりつぎつめしょ)日記』『院中番衆所日記』『仙洞(せんとう)御所詰所日記』『議奏日次案』など多くの公的な日記が現れた。一方、私日記は、『日本書紀』斉明(さいめい)紀などに引かれ、遣唐使の往還に関して記録した『伊吉連博徳書(いきのむらじはかとこのふみ)』『難波吉士男人(なにわのきしおひと)書』、また『釈日本紀』所引の、壬申(じんしん)の乱に関する日記である『安斗智徳(あとのちとこ)日記』『調連淡海(つきのむらじおうみ)日記』『和邇部臣君手(わにべのおみきみて)記』などが現在知られるもっとも古いものであり、また奈良時代には746年(天平18)の具注暦(ぐちゅうれき)に書き込まれた日記が正倉院文書のなかに伝わっているが、とくに10世紀以後、宮廷の儀式の作法がしだいに形成されるに伴い、それら儀礼を子孫に伝える必要上、公家(くげ)の私日記が数多く書かれるようになった。また儀式典礼の典拠とするために先人の日記を書写し、所持しておくことは公家の重要な任務の一つとされたから、必然的に多数の日記の写本がつくられ、あるいは儀式ごとに日記の記事を分類して編集した部類記、日記中の必要な記事を抜き出した抄出本も作成された。今日まで多くの日記が写本や抄出本などの形で伝来しえたのは、公家社会において日記が担ったこのような意義に負うところが少なくない。私日記の記載内容は、記主の身分や地位によって異なるものの、日記を書く目的は多かれ少なかれ朝廷の儀式作法を正確に記録して将来に備えるところにあったから、公家社会や宮廷に関する歴史的事実を的確に把握するためには、日記はもっとも重要な文献史料となる。古代・中世の日記は『史料大成』『大日本古記録』『史料纂集』などに収められて、かなり多くのものが刊行されているが、江戸時代の膨大な数に上る日記はほとんど未刊の状態である。[吉岡眞之]
『玉井幸助著『日記文学概説』(1982・国書刊行会) ▽田山信郎著『記録』(『岩波講座 日本歴史17』所収・1935・岩波書店) ▽高橋隆三著『史籍解題』(1938・雄山閣・大日本史講座) ▽高橋隆三先生喜寿記念論集刊行会編『古記録の研究』(1970・続群書類従完成会) ▽橋本義彦著『平安貴族社会の研究』(1976・吉川弘文館) ▽『文化財講座 日本の美術16 古文書』(1979・第一法規出版)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

図書館情報学用語辞典の解説

記録

情報を記号や形象として何らかの物質に固定する行為,もしくはその行為による産物.記号や形象は,物質の磁気状態,光の透過や反射の度合い,形状などによって表現される.記録を長期間保存し活用するためには,変形や変質がしにくく,搬送や複製が容易な物質であることが求められる.

出典|図書館情報学用語辞典 第4版
©All Rights Reserved, Copyright Nihon Toshokan Joho Gakkai, 2013 編者:日本図書館情報学会用語辞典編集委員会 編
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の記録の言及

【文書館】より

…中央の政府諸官庁,地方自治体などの公的機関,宗教団体,大学,研究所などの教育・研究機関,私企業その他諸個人が,日々の業務執行上必要とされる文書・記録を保管する場所。これらの文書・記録は〈保管文書archives〉と呼ばれ,手書き,タイプ印字,活版印刷のもの,さらにそれに付属する付図や印章なども含まれる。…

※「記録」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

記録の関連キーワード史料編纂所ニュウ大坂一分金額一分史料掌を指す田原第一分野第三分野井上鋭夫

今日のキーワード

太陽系外惑星

太陽以外の恒星を回る惑星。その存在を確認する方法として、(1)惑星の重力が引き起こす恒星のわずかなふらつき運動を、ドップラー効果を用いて精密なスペクトル観測により検出する、(2)惑星が恒星の前面を通過...

続きを読む

コトバンク for iPhone

記録の関連情報