白亜紀海進(読み)はくあきかいしん

最新 地学事典 「白亜紀海進」の解説

はくあきかいしん
白亜紀海進

Cretaceous transgression

地質時代を通じて白亜紀には特に大規模海進があったといわれる。この海進は白亜紀を通じて世界中で同時に一様には行われなかったが,概観すると白亜紀後半において最大であったといえる。例えばヨーロッパ西部,米国メキシコ湾岸・西部内陸地域ではTuronian前期・Senonian前期が海進の絶頂期であった。北太平洋周辺ではSenonianに著しい海進があり,日本もその例にもれず,この時期の海進を浦河海進と呼ぶ。しかし,白亜紀末期には世界的な規模の海退があった。

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百科事典マイペディア 「白亜紀海進」の意味・わかりやすい解説

白亜紀海進【はくあきかいしん】

白亜紀中期(セノマニア世)〜後期大陸多くの地域が沈降して海域が広がった現象。北米大陸の中央部ではメキシコ湾から侵入した海がハドソン湾方面の海と連絡,西のコルディレラの陸地と東のアパラチア山脈とは完全に隔てられた。ヨーロッパでもパリ盆地をはじめ多くの部分が海没した。
→関連項目白亜紀

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世界大百科事典(旧版)内の白亜紀海進の言及

【海進】より

… 海進・海退は,地質時代を通じて各地で何回も繰り返して生じた現象であり,その規模も大小さまざまである。汎世界的な大規模な海進としては,白亜紀後半(ほぼ1億年前から6500万年前にかけて)のいわゆる白亜紀海進が著名で,この時期に西ヨーロッパ~南ヨーロッパ,西アフリカ~北アフリカ,西アジア~南アジア,北アメリカ中~西部,南アメリカ西部など,各大陸のかなりの範囲が浅海におおわれた。日本では,新第三紀中新世の初期末から中期初頭(1600万~1500万年前)の海進がもっとも顕著である。…

※「白亜紀海進」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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