白石ハル(読み)シライシ ハル

20世紀日本人名事典 「白石ハル」の解説

白石 ハル
シライシ ハル

昭和期の社会事業家 福岡の“死刑囚の母”。



生年
明治32(1899)年

没年
昭和56(1981)年1月20日

出身地
福岡県

経歴
浄土真宗の熱心な信者で、1人でも多くの人に心のやすらぎをと、夫を亡くした昭和35年から福岡市内外の刑務所更生施設福祉施設に足を運び、とくに死刑囚からは“死刑囚の母”と慕われた。この間、少年少女や死刑囚と交わした“心の便り”は約2500通に及んだ。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「白石ハル」の解説

白石ハル しらいし-ハル

1899-1981 昭和時代後期の社会事業家。
明治32年生まれ。福岡県の人。浄土真宗の信者で,昭和35年夫の没後から福岡市内外の刑務所,更生施設,福祉施設をめぐり慰問につとめた。死刑囚からは母としたわれ,人々とかわした便りは約2500通にのぼった。昭和56年1月20日死去。82歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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