白血病の臨床研究問題

共同通信ニュース用語解説 「白血病の臨床研究問題」の解説

白血病の臨床研究問題

東京大病院の血液腫瘍内科が事務局を務める研究組織は、慢性骨髄性白血病患者の投薬治療に伴う副作用を調べるSIGN(サイン)研究を2012年に開始した。使う薬にはノバルティスファーマの治療薬タシグナ(一般名ニロチニブ)が含まれるが、今年に入り、ノ社の複数の社員が研究の準備から患者アンケートの回収、学会発表まで幅広く関与した疑惑浮上医師が主体的に行う研究という建前が揺らぎ、15年までを予定していた研究は中断東大とノ社がそれぞれ事実関係の調査を進めていた。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android