百一物(読み)ヒャクイチモツ

デジタル大辞泉 「百一物」の意味・読み・例文・類語

ひゃくいち‐もつ【百一物】

僧の生活用品の総称三衣一鉢さんえいっぱつなど、それぞれ1個ずつ所持を許されているもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「百一物」の意味・読み・例文・類語

ひゃくいち‐もつ【百一物】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「百」はすべてのものの意 ) 僧が、三衣一鉢(さんえいっぱつ)または六物(ろくもつ)など、生活必需品として必要なものはそれぞれただ一つだけ所持が許されていることをいう。
    1. [初出の実例]「百一物。薩婆多に百一之外皆是長物。百は凡百の百なり」(出典:随筆・南屏燕語(1826)三)
    2. [その他の文献]〔釈氏要覧‐中〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android