百一物(読み)ヒャクイチモツ

デジタル大辞泉 「百一物」の意味・読み・例文・類語

ひゃくいち‐もつ【百一物】

僧の生活用品の総称三衣一鉢さんえいっぱつなど、それぞれ1個ずつ所持を許されているもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「百一物」の意味・読み・例文・類語

ひゃくいち‐もつ【百一物】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「百」はすべてのものの意 ) 僧が、三衣一鉢(さんえいっぱつ)または六物(ろくもつ)など、生活必需品として必要なものはそれぞれただ一つだけ所持が許されていることをいう。
    1. [初出の実例]「百一物。薩婆多に百一之外皆是長物。百は凡百の百なり」(出典:随筆・南屏燕語(1826)三)
    2. [その他の文献]〔釈氏要覧‐中〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む