百分率法(読み)ひゃくぶんりつほう

最新 地学事典 「百分率法」の解説

ひゃくぶんりつほう
百分率法

percentage method

地層の年代新旧をはかる目安として,地層中に含まれる化石群の総種数に対する現生種数の百分率を使用する方法。C.Lyell(1834)がP.Deshayesのパリ盆地における貝化石の研究に基づいて提案したので,Lyell-Deshayesの方法,ライエルの百分率法,あるいは単にライエル法(Lyellian method)とも呼ばれる。この方法は,かつて多くの学者によって採用されたことがあり,日本の新生界についても横山又次郎がこの方法を適用したことがある。しかし,種々の難点を含んでいるため国際的な区分対比の基準とはなりがたく,今日では用いられない。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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世界大百科事典(旧版)内の百分率法の言及

【絶滅生物】より

…デエーG.P.Deshayes,C.ライエル,シュカートC.Schuchertらによって,このような現生種extant speciesと絶滅種extinct speciesとの百分率が実際に算出されたが,少しずつ違いはあるとしても,おおよそ次のような値となっている。 古第三紀 始新世  1~5%      漸新世  10~15% 新第三紀 中新世  15~50%      鮮新世  50~90% 第四紀  更新世  90~100%しかし,このような百分率法(地層中に含まれる化石群の総種数に対する現生種数の割合)は,生物界全般にわたる傾向を読みとる場合に最も有効であるということを認識しておかなければならない。例えば脊椎動物の絶滅率の方が腕足動物のそれよりも高いというようなことが,時代によってあるので,何についての絶滅率(あるいは生存種百分率)であるかを明確にしたうえで,その適用限界を考慮しておく必要がある。…

※「百分率法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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