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横山又次郎 よこやままたじろう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

横山又次郎
よこやままたじろう

[生]万延1(1860).4.25. 長崎
[没]1942.1.20. 東京
古生物学者。東京大学地質学科卒業 (1882) 。地質調査所を経てドイツに留学,のち東京大学教授。日本の学者による最初の化石記載論文を著わした日本古生物学界の祖。生涯化石の研究に没頭し,特に新生代の貝化石の研究が多く,分類学,化石層序学の基礎をつくった。

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デジタル大辞泉の解説

よこやま‐またじろう〔‐またジラウ〕【横山又次郎】

[1860~1942]地質・古生物学者。長崎の生まれ。東大教授。日本人として初の化石記載論文を発表したほか、古生物学の分類名や用語の日本語訳を創案した。著作に「古生物学綱要」など。

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百科事典マイペディアの解説

横山又次郎【よこやままたじろう】

古生物学者。長崎の生れ。東大卒。ドイツに留学しチッテルに学ぶ。東大教授。中生代の動植物化石,新生代の貝化石を研究,特に三浦・房総両半島の貝化石の研究により日本新生代(第四紀)の地史ならびに古生物学的研究の道を開いた。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

横山又次郎 よこやま-またじろう

1860-1942 明治-昭和時代前期の地質・古生物学者。
万延元年4月25日生まれ。地質調査所勤務をへて,ミュンヘン大に留学,明治22年帝国大学教授となる。わが国最初の化石記載論文を発表。おもに貝化石を研究し,分類・記載学,化石層序学の基礎をきずいた。昭和17年1月20日死去。83歳。肥前長崎出身。東京大学卒。著作に「古生物学綱要」「前世界史」など。

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世界大百科事典 第2版の解説

よこやままたじろう【横山又次郎】

1860‐1942(万延1‐昭和17)
地質学者。日本の古生物学の基礎を築いた。長崎に生まれ,1882年東京大学を卒業。地質調査所に入り,86年ドイツに留学し,ミュンヘン大学でチッテルKarl Alfred von Zittel(1839‐1904)のもとで古生物学を学び,89年帰国,東京大学教授となる。留学中に研究した北陸地方の中生代植物化石の論文は,日本人として最初の化石記載論文である。以後,古生物学教授として多くの後進を育て,自身も新生代貝化石を中心に多種の化石の研究を発表している。

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大辞林 第三版の解説

よこやままたじろう【横山又次郎】

1860~1942) 地質・古生物学者。長崎生まれ。東大教授。日本人として最初の化石記載論文を発表。教科書を著述、放散虫・紡錘虫・甲冑かつちゆう魚・始祖鳥・恐竜・菊石・蘆木・鱗木など古生物学術語の日本語訳を創案。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

横山又次郎
よこやままたじろう
(1860―1942)

古生物学者、地質学者。日本の古生物学の基礎を築く。万延(まんえん)元年長崎に生まれる。1878年(明治11)東京大学予備門(後の第一高等学校)を第1回生として卒業、1882年、紀伊半島南西部の調査研究を卒業論文として東京大学地質学科を卒業した。ただちに地質調査所に入り、ナウマンを助けて地質調査事業の基礎をつくった。1886~1889年ドイツのミュンヘン大学に留学し、古生物学を学ぶ。帰国して帝国大学理科大学教授となり、古生物学を講義した。初め、白亜紀、ジュラ紀の動物化石、植物化石の研究を行ったが、のちに日本の第三紀の貝化石について研究し網羅的記載を行って、学問的に大きな遺産を残した。『前世界史』などの著述によって地質学の日本への導入に努めた。丹那(たんな)トンネルの工事開始(1918)の初期には、調査にも参画している。[木村敏雄]

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世界大百科事典内の横山又次郎の言及

【オニキオプシス】より

…現生のタチシノブの外形によく似たシダ化石。1889年横山又次郎の命名。ジュラ紀中期から白亜紀前期にかけて生育し,日本でもジュラ紀後期~白亜紀前期の手取植物群,領石植物群から豊富に知られている。…

【古生物】より

…この場合の過去とは地質学的意味での過去であり,その生物が,現在は化石となっている程度の昔である。日本の古生物学の基礎を築いた横山又次郎はその著《古生物学綱要》(1920)において,前世界という過去の地質時代に地球上に生息した生物,というように表現している。いずれにせよ,化石が具体的なものとして存在しているのに対して,古生物の方はすべての種類が化石として残存しているわけでもなく,また現生生物と同じ生活体として扱うには探究不可能な点が多いので,抽象的な一般的概念となっている。…

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