盛茂燁(読み)せいもよう(その他表記)Shèng Mào yè

改訂新版 世界大百科事典 「盛茂燁」の意味・わかりやすい解説

盛茂燁 (せいもよう)
Shèng Mào yè

中国,明末の画家生没年不明。字は与華,号は研庵。長洲(江蘇省呉県)の人。山水,人物を得意としたが,同郷の呉派文人画家と異なり,王維など唐詩題材をとった多分に職業的な画をかいた。構図の奇抜さ,量感を強調した山石,粘着味のある樹木などに特徴があり,呉彬,李士達などと共通するエキセントリックな性格を有している。代表作に《梅柳待臘図》(大阪,個人蔵)がある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む