呉彬(読み)ごひん(その他表記)Wu Bin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「呉彬」の意味・わかりやすい解説

呉彬
ごひん
Wu Bin

中国,明末の文人画家。ほ田 (福建省) の人で,南京流寓。字は文中 (一説に文仲) 。万暦期 (1573~1620) に供奉となり,書画をもって中書舎人に補されたが,天啓期 (21~27) に宦官魏忠賢の専横を批判して官を解かれた。当時,おもに仏像を描き白描画に最もすぐれた。仏画,山水画ともに個性的な形態,色彩感覚を示し,ことに山水画では当時主流であった呉派文人画とは異質の個人様式をつくり上げた。代表作は『仏涅槃図』 (長崎,崇福寺) ,『山水図』 (景元斎コレクション) ,『渓山絶塵図』 (橋本コレクション) など。

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