目交ひ(読み)マナカイ

デジタル大辞泉 「目交ひ」の意味・読み・例文・類語

ま‐な‐かい〔‐かひ〕【目交ひ/間】

《「の交い」の意》目の先。目の前。
「いづくより来たりしものそ―にもとなかかりて安眠やすいしなさぬ」〈・八〇二〉

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精選版 日本国語大辞典 「目交ひ」の意味・読み・例文・類語

ま‐な‐かい‥かひ【眼間・目交】

  1. 〘 名詞 〙 ( 目(ま)の交(か)いの意 ) 目と目の間。転じて、目の前。まのあたり。
    1. [初出の実例]「何処より来りしものぞ 麻奈迦比(マナカヒ)に もとな懸りて 安寝し為さぬ」(出典万葉集(8C後)五・八〇二)

目交ひの補助注記

かひ」については、「山のかひ」「潮かひ」といった上代語があるところから、「交ふ」という動詞とは無関係な「間」の意の名詞と考える説もある。

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