…これは,フランスの数学者バシェC.G.Bachet,Sieur de Meziriac(1581‐1638)著の《愉快で楽しい問題》(1612)で,百五減算や魔方陣の作り方などを含めて40題を収録している。日本では,田中由真(1651‐1719)著の《雑集求笑算法》(1698)がもっとも古く,小町算や目付字などを含めて22の題材を扱っている。この本は,日本の古典パズルの教典である《勘者御伽双紙》(1743)の種本であることが最近判明した。…
※「目付字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...