目付字(読み)めつけじ

精選版 日本国語大辞典 「目付字」の意味・読み・例文・類語

めつけ‐じ【目付字】

〘名〙 目付絵と同様な遊戯で、絵の代わりに文字を用いたもの。また、それに用いる文字。
実隆公記‐文明七年(1475)六月一八日「今日又参御所、代々集物名歌等書写了、目付字進上若宮御方了」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の目付字の言及

【数学パズル】より

…これは,フランスの数学者バシェC.G.Bachet,Sieur de Meziriac(1581‐1638)著の《愉快で楽しい問題》(1612)で,百五減算や魔方陣の作り方などを含めて40題を収録している。日本では,田中由真(1651‐1719)著の《雑集求笑算法》(1698)がもっとも古く,小町算や目付字などを含めて22の題材を扱っている。この本は,日本の古典パズルの教典である《勘者御伽双紙》(1743)の種本であることが最近判明した。…

※「目付字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android