目紛らしい(読み)メマギラシイ

デジタル大辞泉 「目紛らしい」の意味・読み・例文・類語

め‐まぎらし・い【目紛らしい】

[形][文]めまぎら・し[シク]《近世江戸語》色・形などがいろいろでまぎらわしい。また、めまぐるしい。
江戸っ子の早さ、なんでも―・い様だ」〈滑・浮世床・初〉

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関連語 シク 実例

精選版 日本国語大辞典 「目紛らしい」の意味・読み・例文・類語

め‐まぎらし・い【目紛】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙 めまぎれするようである。形・色などが多種多様で、目がちらちらする。変化が素早くて、はっきり見定められない。あわただしい。めまぎろし。めまぐるしい。
    1. [初出の実例]「夫(それ)から比ては江戸っ子の早さ。なんでも目紛(メマギ)らしい様だ」(出典滑稽本・浮世床(1813‐23)初)

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