目見入る(読み)めみいる

精選版 日本国語大辞典 「目見入る」の意味・読み・例文・類語

め【目】 見入(みい)

  1. 心をとめて見る。見入る。
    1. [初出の実例]「后宮の女房たち、清げなるに、たはむれにもめ見入給はず」(出典:落窪物語(10C後)四)
  2. じっと注視して、自分の霊が相手に取りつく。物の怪(け)がのり移る。
    1. [初出の実例]「ながめをのみして、ね泣きがちにて明し暮し給ままに、物もめみいれ聞ゆるにや」(出典:有明の別(12C後)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android