直泣き(読み)ヒタナキ

デジタル大辞泉 「直泣き」の意味・読み・例文・類語

ひた‐なき【直泣き/直鳴き】

(直泣き)ひたすら泣くこと。
「―に泣く泣くいつのまにか寝たりと覚し」〈鏡花・竜潭譚〉
(直鳴き)鳥などがひたすら鳴くこと。
雉子きぎすのあるか―に鳴くを聞けば」〈いそのはな〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「直泣き」の意味・読み・例文・類語

ひた‐なき【直泣・直鳴】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 直泣 ) ひたすら泣くこと。
    1. [初出の実例]「おもひ合てひたなきになく おさななじみ手ふれし貝を取出て〈伊平〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)二)
  3. ( 直鳴 ) 鳥などがひたすら鳴くこと。
    1. [初出の実例]「雉子のあるかひたなきに鳴を聞ば」(出典:俳諧・いそのはな(1793)北寿老仙をいたむ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む