直腸切断術(読み)ちょくちょうせつだんじゅつ(英語表記)rectal amputation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「直腸切断術」の意味・わかりやすい解説

直腸切断術
ちょくちょうせつだんじゅつ
rectal amputation

直腸肛門および肛門括約筋とともに外科的に除去して,腹壁人工肛門を造設する手術方法をいう。 W.W.マイルズによって確立 (1908) された術式なので,マイルズの手術ともいわれる。この術式の開発によって,直腸癌の手術成績が著しく向上した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の直腸切断術の言及

【肛門癌】より

…治療は手術がただ一つの治療法である。術式は直腸癌の手術と同様で,直腸切断術および人工肛門造設術である。肛門周辺の皮膚を円形に大きく切開し,癌と肛門周囲の組織を直腸とともに切断する。…

※「直腸切断術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android