腹壁(読み)ふくへき

精選版 日本国語大辞典 「腹壁」の意味・読み・例文・類語

ふく‐へき【腹壁】

〘名〙 腹腔内側の壁。
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉六「腹壁截開よりも、脱疽截断よりも」

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デジタル大辞泉 「腹壁」の意味・読み・例文・類語

ふく‐へき【腹壁】

腹腔をつくっている壁。特に、腹筋主体とする前壁をいう。

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世界大百科事典(旧版)内の腹壁の言及

【開腹】より

…腹腔内臓器の各種疾患や腹部外傷などの手術のために腹腔を開くこと。腹壁は皮膚,筋膜,腹膜からなっているが,皮膚から腹膜までを完全に切開することを開腹術という。開腹術の歴史はきわめて古く,前335年にコスのプラクサゴラスPraxagorasがイレウス(腸閉塞)に行ったのが最初。…

※「腹壁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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