相対的貧困(読み)そうたいてきひんこん

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

相対的貧困

世帯の可処分所得などから算出した数値が、国内に住む人々の中央値の半分(貧困線)に満たないケース。尼崎市の調査では、厚生労働省が2016年に実施した国民生活基礎調査の貧困線を基準とした。

(2018-05-08 朝日新聞 朝刊 神戸・1地方)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

世界大百科事典内の相対的貧困の言及

【貧困】より

… 生存充足の絶対量を確保しえないものを絶対的貧困というが,この絶対的貧困の測定方式として,生活必需物資の量を積み上げて貧乏線poverty lineを算定するマーケット・バスケット方式などがある。やがて絶対的貧困から脱して,一般社会の平均とか標準とかの生活水準との比較による相対的貧困がとり上げられる。絶対的から相対的へという貧困認識の変化の過程で,貧困の再発見rediscovery of povertyが行われている。…

【貧乏線】より

…このような時代における貧乏線は,肉体的生存を維持するために必要な飲食物摂取量の市場価格を基礎にして決められる。他方,飢餓からの解放が実現されると,代わって身の回りにいる他者との比較から相対的貧困relative deprivationが意識されはじめる。このような新しい貧困が問題になると,貧乏線の決め方も平均的な生活水準との格差を念頭においた方式に代わる。…

※「相対的貧困」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

在職老齢年金

就業している高齢世代にも一定の年金を支給する制度。2004年の年金改正で、就労を阻害せず、働くことに中立な仕組みにするため、60歳代前半の人には厚生年金(定額部分も含む)の一律2割カットの仕組みを廃止...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

相対的貧困の関連情報