相対的貧困率(読み)ソウタイテキヒンコンリツ

デジタル大辞泉 「相対的貧困率」の意味・読み・例文・類語

そうたいてき‐ひんこんりつ〔サウタイテキ‐〕【相対的貧困率】

ある国や地域の大多数よりも貧しい相対的貧困者の全人口に占める比率。→絶対的貧困率貧困率
[補説]OECD経済協力開発機構)では、等価可処分所得世帯可処分所得を世帯人数平方根で割って算出)が全人口の中央値半分未満の世帯員を相対的貧困者としている。相対的貧困率は、単純な購買力よりも国内の所得格差に注目する指標であるため、日本など比較的豊かな先進国でも高い割合が示される。平成24年(2012)の日本の貧困線は122万円、相対的貧困率は16.1パーセント(平成25年国民生活基礎調査より)。

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共同通信ニュース用語解説 「相対的貧困率」の解説

相対的貧困率

全人口のうち、生活の苦しい人がどれだけいるかを示す指標。1人当たりの可処分所得を高い人から順に並べ、真ん中となる人の所得額(中央値)の半分に満たない人が全体に占める割合で表す。可処分所得は収入から税金や社会保険料などを除き、公的年金などを合計した金額。世帯の可処分所得と人数を基に計算する。資産は考慮しない。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「相対的貧困率」の意味・わかりやすい解説

相対的貧困率
そうたいてきひんこんりつ

貧困率

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