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生活水準 せいかつすいじゅん standard of living

翻訳|standard of living

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

生活水準
せいかつすいじゅん
standard of living

家族の内部構造や構成とともに,家族の生活のあり方が物質的に,あるいは精神的にどの程度の水準に達しているかの基準。普通こうした基準をとらえるには,まず収入,家計支出,居住形態,職業,家財道具耐久消費財,学歴,社会的参加度,レジャーの利用,趣味などの指標によってはかられる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

せいかつ‐すいじゅん〔セイクワツ‐〕【生活水準】

ある国民階層などが示す消費生活の程度。測定には賃金統計・消費水準統計などが用いられる。

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栄養・生化学辞典の解説

生活水準

 生活の水準を示す指標であるが,消費支出額を物価水準で割った消費水準などを中心に判断される.

出典|朝倉書店
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世界大百科事典 第2版の解説

せいかつすいじゅん【生活水準 standard of living】

ある社会集団の生活内容・生活状況を総合的かつ量的観点からとらえようとする概念。対象となる社会集団としては,通例は家計や世帯を予想しているが,そのほかに国や地方などの地域集団,職業や所得で分類される社会階層が考えられる。また量的観点というとき,生活内容を厳密に測定しうる単一の尺度の存在を必ずしも要求しないが,生活水準測定の主要目標が,それによって生活状態の通時的・共時的比較をすることにあるのだから,なんらかの数量化は避けられない。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

せいかつすいじゅん【生活水準】

一国ないし一社会の中で行われている生活内容の程度。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

生活水準
せいかつすいじゅん
level of living

暮らし向きの高さと内容が現実にどのようであるかを示す指標・概念。なお、人間らしく生きるために必要とされる物質や条件などを約束し、本来あるべき暮らし向きの高さと内容を示す「生活標準」standard of livingとは区別される。生活水準を計る尺度としては、所得水準、消費水準、1人当り国民所得水準などが用いられるが、それぞれに問題がある。すなわち、生活は個別的であるから、単純な所得の国民的平均だけでなく、地域別、所得階層別、世帯類型別、産業別など、きめ細かくとらえる必要がある。また国際的な比較では、為替(かわせ)率(レート)による換算だけでなく、風土、気候などの自然要因や思想、文化などの社会要因の差も考慮しなければならない。
 生活水準を消費水準でとらえる場合、もっとも狭い意味では、家計調査に表れた、ある時点の消費支出の高さ(支出額)と内容(支出の構造)になる。これらに家事労働の投入によって代替される実質的な消費支出や、実物資産、貯蓄などの金融資産を含め、より広い意味でとらえればいっそう確かなものとなる。さらに道路、公園、住宅などの生活環境といった社会資本や、治安状況、社会保障など社会制度からの便益をも含めれば、なおいっそう確かに実態をとらえることができるが、それには測定上むずかしい問題もある。
 生活水準についての研究は19世紀からヨーロッパでなされ、とくに低所得労働者の生活研究を意図して行われるようになった家計調査にさかのぼる。ドイツではエンゲルの『ベルギー労働者家族の生活費』(1895)がよく知られているが、その研究のなかで家計に占める食費の割合についての「エンゲルの法則」が定立された。イギリスではロウントリイの『貧困――都市生活の研究』(1901)が有名で、そのなかで「ライフ・サイクル」の概念が形成された。このように生活水準の認識は、貧困の実証的研究としてまず発展してきたが、第二次世界大戦後は「豊かな社会」の到来、さらには環境問題の自覚に伴う持続可能な社会における「生活の質」の指標として、需要―消費分析の手掛りとしても展開をみせている。[今井光映]
『伊大知良太郎編『生活水準』(1964・春秋社) ▽今井光映・堀田剛吉編『家政経済学』(1973・朝倉書店) ▽伊藤秋子著『生活水準』(1977・光生館)』

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