相方村(読み)さがたむら

日本歴史地名大系 「相方村」の解説

相方村
さがたむら

[現在地名]新市町相方

芦田あしだ川を挟んで新市村の南に位置する。芦田郡に属した。「備陽六郡志」に「往古此辺まて海にて塩浜有、潮を汲ける所あり、今誤てアサを塩首と云」とあり、「備後郡村誌」は「山四合田畑六合村ニ御座候、但七歩水損所、三歩旱損所」と記す。

元和五年(一六一九)の備後国知行帳、「寛文朱印留」(寛文四年)には村名はみえないが、元禄一三年(一七〇〇)の相方村御検地水帳(広島大学蔵)があるので、寛文四年(一六六四)以降まもなく福田ふくだ(現福山市)より分村して成立したようである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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