福山志料(読み)ふくやましりよう

日本歴史地名大系 「福山志料」の解説

福山志料
ふくやましりよう

三五巻三五冊

別称 福山志稿 菅茶山編

成立 文化六年

写本 内閣文庫沼名前神社

解説 藩主阿部正精の命により、吉田豊功・菅茶山らが城下および領内五郡の地誌編纂。総叙・邑里・土産弁説付録の五部からなる。「備陽六郡志」「西備名区」を部分的に原文のまま引用したところもある。

活字本 明治四三年刊、昭和五五年復刻

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の福山志料の言及

【菅茶山】より

…天明初年,私塾黄葉夕陽村舎(のちの廉塾)を開き,生涯を庶民教育にささげた。福山藩儒に準ぜられ地誌《福山志料》を編纂。詩では当時の第一人者と目され,詩文集《黄葉夕陽村舎詩》は有名である。…

※「福山志料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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