日本歴史地名大系 「品郡」の解説
品郡
あしなぐん
明治三一年(一八九八)
〔原始・古代〕
「日本書紀」崇神天皇一〇年九月九日条によると四道将軍の一人として西道(山陽道)に吉備津彦が派遣されており、「国造本紀」によると備南地方の国造として推定されるものに吉備穴国造と吉備品治国造があり、品治国造には成務天皇の時、若角城命の三世の孫大船足尼が任命されている。
唐・新羅勢力の侵攻に備えて九州・瀬戸内・畿内に城が築かれたが、「続日本紀」養老三年(七一九)一二月一五日条にみえる
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報