相泊村
あいとまりむら
[現在地名]爾志郡
乙部町字
館浦 乙部村の北、姫川(乙部川)の北岸に位置する。「津軽一統志」に「あいとまり 家五軒」とみえ、享保十二年所附に「相泊り」とみえる。寛政元年(一七八九)五月二六日、菅江真澄は「会泊」の商人宅で休憩している(えみしのさえき)。「蝦夷巡覧筆記」によると、乙部村端の乙部川を渡った「大船ノ澗」から「砂コウ道行アイトマリ」というところに出ている。「西蝦夷地日記」によると、「相泊り」には家一四、五軒があり、磯船五、六艘があった(文化四年八月二〇日条)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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