北海道南西部,檜山支庁爾志(にし)郡の町。1965年町制。人口4408(2010)。江差町の北に接し,西は日本海に臨む。主産業は漁業,水産加工で,マス,イカ,スケトウダラの漁獲量が多い。わずかな平たん地を利用してアスパラガスや食用のユリの栽培が行われ,高収益をあげている。檜山道立自然公園に含まれる海岸は変化に富み,道の天然記念物に指定されている北西部の鮪(しび)ノ岬では安山岩の柱状節理の断崖が海に突出している。また凝灰岩の海食崖が連なる南西部の館ノ岬も景勝地として知られる。漁業専管水域200カイリ設定以後のマス漁の不振,イカの水揚げの減少などから恒常的な出稼ぎ地域になりつつある。
執筆者:奥平 忠志
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