最新 地学事典 「相良層群」の解説
さがらそうぐん
相良層群
Sagara Group
大井川下流南岸から御前崎付近にかけて分布する海成上部中新統。瀬戸川層群・大井川層群・女神層を不整合に覆い,掛川層群に不整合(北部)または整合(南部)に覆われる。下部は基底部に細礫岩を伴う砂岩泥岩互層,上部は主に砂岩泥岩互層とシルト質泥岩からなる。柴正博(2022)は下位から菅ケ谷層・大寄層・切山層に区分。層厚は約1,800m。女神背斜などの北東~南西方向の褶曲構造が発達し,背斜の軸部に少量の石油・天然ガスが胚胎。Amussiopecten akiyamai・A.iitomiensisなどの貝化石,N14~17に相当する浮遊性有孔虫化石などを産する。千谷好之助(1926)命名。
執筆者:坂本 亨・杉山 雄一・柴 正博
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

