県門の三才女(読み)ケンモンノサンサイジョ

精選版 日本国語大辞典 「県門の三才女」の意味・読み・例文・類語

けんもん【県門】 の 三才女(さんさいじょ)

  1. 賀茂真淵の門人中の三人のすぐれた女性。進藤茂子・油谷倭文子(しずこ)鵜殿余野子(うどのよのこ)をいう。

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世界大百科事典(旧版)内の県門の三才女の言及

【女流文学】より

…加賀俳壇から出た千代女の名も忘れがたい。和歌の方面では祇園の三才女といわれた梶,百合,玉瀾,県門(賀茂真淵門下)の三才女といわれた鵜殿よの子,油谷倭文子(ゆやしずこ),土岐筑波子のほか,桂門(香川景樹門下)の柳原安子,高畠式部らが活躍した。荒木田麗は《池の藻屑》以下の歴史物語を著述したほか,物語・紀行・連歌等にも多彩の麗筆を振るった才女である。…

【油谷倭文子】より

…真淵はわが子のようにかわいがったが,わずか20歳の若さで惜しまれつつ世を去った。真淵には女弟子が少なくなかったが,倭文子は,鵜殿よの子,土岐(進藤)筑波子(つくばこ)とともに県門(あがたもん)の三才女と称せられた。家集に《文布(あやぬの)》がある。…

※「県門の三才女」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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