真先(読み)まっさき

精選版 日本国語大辞典 「真先」の意味・読み・例文・類語

まっ‐さき【真先】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「まさき(真先)」を強めたいい方 )
  2. いちばん先、先頭であること。
    1. [初出の実例]「真前(まっさき)に進んだる伊藤六が」(出典保元物語(1220頃か)中)
  3. 時間的にいちばんはじめであること。
    1. [初出の実例]「是も天子へ参じて命をきいて後にしさうながまっさきに云ぞ」(出典:古活字本毛詩抄(17C前)九)

ま‐さき【真先】

  1. 〘 名詞 〙 いちばんさき。まっさき。
    1. [初出の実例]「自然の事候はば、まさきかけて命をたてまつらんとこそ」(出典:平家物語(13C前)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android