真屡に(読み)マシバニ

デジタル大辞泉 「真屡に」の意味・読み・例文・類語

ましば‐に【真×屡に】

[副]たびたび。しばしば。
「あしひきの山かづらかげ―も得難がたきかげを置きや枯らさむ」〈・三五七三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「真屡に」の意味・読み・例文・類語

ましば‐に【真屡に】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「ま」は接頭語。「しば」はしばしばの意 ) しばしば。たびたび。しきりに。
    1. [初出の実例]「生ふ楉(しもと)この本山の麻之波爾(マシバニ)も告(の)らぬ妹が名象(かた)に出でむかも」(出典万葉集(8C後)一四・三四八八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android