真賀(読み)まが

改訂新版 世界大百科事典 「真賀」の意味・わかりやすい解説

真賀[温泉] (まが)

岡山県真庭市の旧湯原町にある温泉。櫃(ひつ)ヶ山南麓,旭川沿いの崖上に湧き,湯原温泉郷に属する。単純泉,41℃。慶長年間(1596-1614)出雲国十六島(うつぷるい)の領主岩佐政近が病気治癒を祈願したとき白髪老人に教えられて発見したと伝え,江戸時代は津山藩の公湯であった。1936年のJRの姫新線開通後,利用者が増加した。天然の岩をうがった共同浴場がある。付近に神庭(かんば)ノ滝(高さ109m,幅15m),対岸に足(たる)温泉(単純泉,37℃)がある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 榊原

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android