眼付(読み)がんづける

精選版 日本国語大辞典 「眼付」の意味・読み・例文・類語

がん‐づ・ける【眼付】

〘自カ下一〙
① 目をつける。ねらいをつける。
歌舞伎五十三駅扇宿附岡崎の猫)(1887)二幕「大津でがん附けた上州辺の絹商人」
相手の顔をにらみ、それをきっかけに言いがかりをつけることをいう、不良仲間の隠語。眼(がん)をつける。〔隠語全集(1952)〕

がん‐づ・く【眼付】

〘自カ四〙 目にして、それと気がつく。転じて、気がつく。
※雑俳・夏木立(1695)「卯の花に眼(ガン)づく山のしろみ哉」
浮世草子・風流曲三味線(1706)五「藤七扨(さて)はとがんづき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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