着慣・着馴(読み)きなれる

精選版 日本国語大辞典 「着慣・着馴」の意味・読み・例文・類語

き‐な・れる【着慣・着馴】

〘他ラ下一〙 きな・る 〘他ラ下二〙 いつも着て身になれる。着物がよごれるほど着る。
万葉(8C後)三・四一三「須磨あま塩焼き衣(きぬ)の藤衣ま遠にしあればいまだ著穢(きなれ)ず」

き‐なら・す【着慣・着馴】

〘他サ四〙 いつも着て、身になれさせる。
※新古今(1205)離別・八六三「きならせと思ひし物を旅ごろもたつ日を知らずなりにけるかな〈よみ人しらず〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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