着熟(読み)きこなす

精選版 日本国語大辞典 「着熟」の意味・読み・例文・類語

き‐こな・す【着熟】

〘他サ五(四)〙 からだにしっくり合うように、衣服をていさいよく着る。
浮世草子好色一代女(1686)一「みつがさねの衣(キ)こなし、素足道中くり出しの浮歩(うけあゆみ)
虞美人草(1907)〈夏目漱石一二「折目正しく着(キ)こなした背広の地味な丈に」

き‐こなし【着熟】

〘名〙 着物の着方。着物を着た様子。また、じょうずに、見た目よく、着物を着ること。
評判記色道大鏡(1678)一三「衣服のかためをしらず、着(キ)こなしあしし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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