矢庭・箭庭(読み)やにわ

精選版 日本国語大辞典 「矢庭・箭庭」の意味・読み・例文・類語

や‐にわ ‥には【矢庭・箭庭】

[1] 〘名〙 矢を射ているその場。
今昔(1120頃か)二五「或は箭庭(やには)に射臥せ、或は家に籠め乍ら焼し」
[2] 〘副〙 =やにわに日葡辞書(1603‐04)〕
[3] 〘形動〙 間をおかず事が起こるさま。いきなりであるさま。
※星を造る人(1922)〈稲垣足穂〉「先刻、〈略〉たくさんな星屑を見たと思ったのに、やにはな雨がパラパラとやってきました」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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