デジタル大辞泉 「先刻」の意味・読み・例文・類語 せん‐こく【先刻】 1 さきほど。さっき。「先刻の件」「先刻から待っている」「先刻会った人」⇔後刻ごこく。2 (副詞的に用いて)すでに。とうに。「先刻承知のはず」[類語](1)今し方・先程・さっき・最前・先に・今今・たった今・今時分・今頃・今どき・今さら・ナウ/(2)早早はやばや・早早そうそう・早め・尚早・もう・最早もはや・早はや・早くも・今や・既すでに・とっくに・とうに・とうの昔・とっくの昔・つとに・昔・過去・以前・曽て・在りし日・往年・往時・往日・旧時・昔日・昔時・昔年・往昔・往古・古昔・古いにしえ・古く・その上かみ・当時・前前・かねて・かねがね・何時か・既往・これまで・従来・従前・来こし方・先年・当年・一時・一頃・その節・先に・当時・古来・あらかじめ・年来・旧来・在来・その昔・太古・千古・大昔・前以て・先立って・かつて・見越し・根回し・手回し・早手回し・手を回す・地固め・地均ならし・布石・事前・先手・先手を打つ・手当て・準備・下準備・段取り・手筈てはず・下見・予習・備え・伏線・示し合わせる・言い合わせる・申し合わせる・打ち合わせる・口裏を合わせる・後悔先に立たず・この期ごに及んで・手遅れ・後の祭り・生まれた後の早め薬・証文の出し後れ・争い果ててのちぎり木・喧嘩けんか過ぎての棒千切り・十日の菊・六日の菖蒲あやめ・会えに合わぬ花・夏炉冬扇・寒に帷子かたびら土用に布子ぬのこ・今さら・覆水盆に返らず 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「先刻」の意味・読み・例文・類語 せん‐こく【先刻】 〘 名詞 〙① 少し前。さきほど。さっき。今しがた。前刻。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「先生は、と尋ねると前刻(センコク)御外出」(出典:婦系図(1907)〈泉鏡花〉前)② ( 副詞的に用いて ) 前から。すでに。[初出の実例]「彼人酔は先刻醒て甚当惑しけるが」(出典:作物志(1808))「彌次郎北八と言やア〈略〉旅は道連はなれねへ中は見物が先刻承知(センコクセウチ)だ」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉一〇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by