石の物言う(読み)いしのものいう

精選版 日本国語大辞典 「石の物言う」の意味・読み・例文・類語

いし【石】 の 物(もの)(い)

  1. 秘密がもれやすいことのたとえ。岩に口。岩の物言う。多く「壁に耳」に続けて用いる。
    1. [初出の実例]「一度は壁に耳ありて人のきかん事をはぢていなみ、一たびは石の物いひて、よそのそしりあらん事を恐れ侍れ共」(出典:公武歌合(1475))
    2. 「壁に耳石の物言ふ世の中に出る儘(まま)の過言禍を招くか」(出典浄瑠璃鬼一法眼三略巻(1731)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む