石並(読み)いしなみ

精選版 日本国語大辞典 「石並」の意味・読み・例文・類語

いし‐なみ【石並】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「なみ」は四段動詞「なむ(並)」の連用形名詞化 ) 川の浅瀬に石を置き並べて橋としたもの。石橋(いわばし)
    1. [初出の実例]「飛ぶ鳥の 明日香の河の 上つ瀬に 石橋(いはばし)渡し 一云石浪(いしなみ)」(出典万葉集(8C後)一・一九六)
    2. 「秋されば霧立ちわたる天の川伊之奈彌(イシナミ)おかば継ぎて見むかも」(出典:万葉集(8C後)二〇・四三一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android