石合村(読み)いさいむら

日本歴史地名大系 「石合村」の解説

石合村
いさいむら

[現在地名]野津原町今市いまいち 石合・上石合かみいさい石合原いさいばるなど

七瀬ななせ川左岸の山中やまなか村の上流に位置する。直入なおいり郡に所属。文明三年(一四七一)と推定される一〇月九日の大友氏加判衆連署奉書(求菩提山文書)に署名する石合氏伝の本貫地。文禄二年(一五九三)までの肥後街道は、大分郡矢野原やのはる村から当村を経て梨原なしはる(現朝地町)に向かったという(垣本家文書など)。慶長一三年(一六〇八)の石合村検地名寄帳(郷土史野津原)によると村位は下、高一九二石余、田畑二八町三反余、名請人二四。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android