化学辞典 第2版 「石油タンパク質」の解説
石油タンパク質
セキユタンパクシツ
petroleum protein
石油由来のn-パラフィン(炭素数10~20)を栄養源とし,微生物を大量培養すると得られる菌体タンパク質.n-パラフィン資化微生物としては,Candida属やMicotorula属の酵母,およびMicrococcus属やPseudomonas属の細菌などが利用できる.飼料や食品添加物としての利用が期待されたが,石油価格の高騰に加え,消費者にも心理面で受け入れられず,実用化していない.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報