砂の城

デジタル大辞泉プラス 「砂の城」の解説

砂の城〔漫画〕

①一条ゆかりによる漫画作品。フランス舞台に禁じられた恋愛と、その周囲心理を繊細に描く。『りぼん』1977年7月~1981年11月に連載。集英社りぼんマスコットコミックス全7巻。
②東海テレビ制作、フジテレビ系列放映による日本の昼帯ドラマ。1997年6月~10月放映(全70回)。①を原作とする。出演:森下涼子、大場久美子、佐藤敦啓ほか。

砂の城〔小説〕

鮎川哲也の長編推理小説。1963年刊行。鬼貫警部シリーズ。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の砂の城の言及

【マードック】より

…処女作はサルトルの哲学の唯我性を批判した《サルトル,ロマンティックな合理主義者》(1953)。処女小説《網の中》(1954)で認められ,その後,初期の《砂の城》(1957),《鐘》(1958)から《海よ,海》(1978),《尼僧たちと兵士たち》(1980)などに至るまで,力作長編をほぼ毎年,すでに20冊以上も発表しており,その多くが邦訳されている。現実は人間の望むようなこぢんまりした秩序で成り立つものではなく,人間はすべて不透明で,神秘的な,ほかのなにものにも還元できない独立の存在であるとする立場をとる。…

※「砂の城」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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