最新 地学事典 「砒パラジウム鉱」の解説
ひパラジウムこう
砒パラジウム鉱
arsenopalladinite
化学組成Pd8(As. Sb)3の鉱物。三斜晶系,空間群P1,格子定数a0.7399nm, b1.4063, c0.7352, α92.05°, β118.95°, γ95.90°,単位格子中6分子含む。複雑な集片双晶をなす微細な粒状結晶集合。不透明,金属光沢。硬度~4.5,比重10.4。反射光ではクリーム色を帯びた白色,多色性弱,異方性強。反射率~55%。ブラジル,Itabiraなどの漂砂鉱床中から自然金などに伴う。米国モンタナ州Stillwaterの超苦鉄質岩からも報告がある。日本では北海道天塩地方の砂鉱中に少量産出。
執筆者:松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

