砥上村(読み)とかみむら

日本歴史地名大系 「砥上村」の解説

砥上村
とかみむら

[現在地名]夜須町砥上

吹田ふきだ村の東にあり、砥上岳の南麓にあたる。康正二年(一四五六)一一月七日の筑前夜須郡段銭注文(三浦家文書/大日本古文書一四)では段銭を賦課された所々のなかに「内山田大膳亮給砥上村」がみえ、当時内山田大膳亮の所領であった。弘治三年(一五五七)九月二三日の聖福寺当知行目録(聖福寺文書/大宰府・太宰府天満宮史料一五)によると、博多聖福しようふく寺が「砥上参拾町」を知行している。小早川時代の指出前之帳では砥上村の田三三町五反余(分米五三四石余)・畠九町三反余(分大豆四八石余)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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