硫黄印刷(読み)いおういんさつ(その他表記)sulfur printing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「硫黄印刷」の意味・わかりやすい解説

硫黄印刷
いおういんさつ
sulfur printing

鉄鋼中の硫黄偏析を検出する簡易試験法。試片表面をよくみがいて昇汞 10g,塩酸 20ccの混和液の5倍希釈液を塗り,写真印画紙を押当てるか (ハインバウア法) ,または2%硫酸に浸した印画紙を試片面に押しつける (バウマン法) 。印画紙のコロイド銀が硫化銀となって黒く出るので硫黄の存在が検出される。印画紙は感光してもよいので,作業は明るいところでできる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android