硬石膏岩(読み)こうせっこうがん(その他表記)anhydrock, anhydrite rock

岩石学辞典 「硬石膏岩」の解説

硬石膏岩

主として硬石膏(anhydrite)からなる岩石で,一般に層状で粗粒状結晶質の塊の中に産する.硬石膏の繊維状の種類も岩石の中に産する[Shrock : 1948].時に岩塩層やカリ塩層などに伴って地層として産出する.CaSO4海水から沈澱する場合に,温度25℃以上の場合には硬石膏(CaSO4)として,それ以下の温度では石膏(gypsum : CaSO4・2H2O)として沈澱する[加藤 : 1980].暖かく塩分濃度の高い水から沈澱するが,多くの硬石膏はおそらく石膏の脱水作用により形成されたものであろう[隅田 : 2002].カルステナイト(karstenite), ムリアサイト(muriacite)は同義.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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