碧油(読み)へきゆう

精選版 日本国語大辞典 「碧油」の意味・読み・例文・類語

へき‐ゆう ‥イウ【碧油】

〘名〙 みどり色の、油のようにゆったりとなめらかな水。
虞美人草(1907)〈夏目漱石〉五「下るべき水は眼の前にまだ緩(ゆる)く流れて碧油(ヘキイウ)の趣をなす」 〔李益‐送襄陽李尚書詩〕

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